2013年9月19日木曜日

JATENTキックオフイベント報告・前編

 先日のJATENTキックオフイベントはizumiの報告どおり大勢の方に参加いただき、交流会も含めて大盛況でした。イベントに主催者として参加したことで、いかにエンタメ系翻訳者の方々が勉強の場、交流の場を求めていたかを実感!今後も翻訳者のためになる、楽しい企画をどんどん考えていこうといっそう意欲が高まりました。

 さて、当日参加できなかった方のために、イベントの内容を少しご説明しようと思います。イベントはゲーム翻訳者の長尾龍介さん、吹替・字幕翻訳者のチオキ真理さん、そして字幕翻訳者の岩辺いずみさん(izumi)の3人によるパネルディスカッション形式で行われました。

 パネリスト紹介では、それぞれ業界へ入ったきっかけから現在の活躍に至るまでを、簡単にご紹介いただきました。映像翻訳者の2人は、プロになって数年後に勉強不足を感じ、2校目の映像翻訳学校に通い始めた、というお話が印象的でした。

 次は案件の受注から納品までの流れと作業環境について伺いました。吹替と字幕では意外に作業工程が違うことが分かって、字幕専門の私にはチオキさんのお話が大変興味深かったです。またゲーム翻訳では、ひとつのタイトルで複数の翻訳会社、さらに翻訳会社から依頼を受けた複数の翻訳者がかかわっている場合があると聞いて、驚きました。(いったい総勢何人がかかわっているのだろう…)長尾さんは、とりまとめる担当者の負担をできるだけ減らすよう、間口の広い翻訳をすること、そして細かい申し送りをつけるよう気を配っているそうです。ツールの話では映像翻訳者はSSTG1、ゲーム翻訳者はFelixを使用しているというお話でした。

 具体的な例をあげた深い話が飛び交い、パネリストの目はキラキラ、会場の参加者からもたまらず質問が飛び出し、盛り上がってきた頃、業界事情や、エンタメ翻訳者を目指す方へのアドバイスや仕事の醍醐味について話していただきましたが、それは後編でお伝えしますね。


ここからは、お申し込み時に事前にいただいた質問をいくつかご紹介したいと思います。

Q. それぞれの分野で必須もしくは持っていたほうがいいと言われているソフトやツールがあればご紹介ください。

A.  映像翻訳者であれば前出のSSTG1という字幕制作ソフトが必須です。なくても作業そのものはできますが、最近の映像翻訳エージェントはSSTG1のsdb形式データでの納品を求めるところがほとんどだと思われるからです。他には日本語入力システムATOKや連携している辞書やシソーラス、用字用語集のソフトもあると作業効率がかなりアップします。

Q.  翻訳の仕事を始めたきっかけは何か?

A.    映像翻訳を始めたきっかけは、英語を武器に仕事をしたいと考えたことと映画が大好きで、字幕に興味を持っていたからです。

Q.  コンスタントに仕事を獲得するために心がけていることは?

A.  初めのうちはコンスタントに仕事をいただけませんでした。ヒマな時期が続いたかと思うと、仕事の依頼が忙しい時に集中し、泣く泣くお仕事をお断りすることもよくありました。ヒマな時期に取引先の担当者に会って近況を報告したり、新規開拓のための営業メールを書いたり、トライアルを受けたりすることも必要だと思います。


いただいたご質問はまだまだあります。次回以降もお答えしていきますね!

JATENTキックオフイベント報告・後編をお楽しみに♪ yoko

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