2014年12月4日木曜日

吹替って大変

早いもので今年もあと1ヵ月。世の中クリスマスムードでしょうか。少しは味わいたい!emiです。

  字幕のお仕事が多いトリログメンバーですが、先日、久しぶりに吹替翻訳を担当しました。
改めて、吹替って大変!!作業量は字幕の3倍とも言われますが、しばらく遠ざかっていたせいで時間は5倍くらいかかったような気がします。(最後は徹夜する羽目に…)

 まず大きな違いは「ト書き」が必要なこと。場面が変わればその場所を、人が動けばその動作を台本に書き込みます。今回はセリフが非常に少ない、翻訳者にとっていわゆる「おいしい作品」だったのですが(映像翻訳は単語数でなく時間単位で翻訳料が決まります)、吹替だとそうでもないなと思いました。原稿にセリフだけを書き込む字幕と違って、吹替はセリフがない場面でも、場所、動作、物音など様々なものを書き込む必要があるからです。
次に字幕と違うのは、話者を書き出すこと。役名がついていないような端役であっても、たとえ「あっ」だけのセリフであっても、誰が話したのか明記しなければいけません。これが結構厄介です。今回はマフィアの話で、下っ端がたくさん登場したのですが、皆さん容姿が似ていらっしゃる…。丸坊主でヒゲが生えていてガタイがいい人ばっかり…。こんな仕事をしていて大きな声では言えませんが、私、外国人の顔の判別が苦手です。おまけに作業で使う映像は画像が粗いので、遠目にチラッと映るような人はよく見えません。ものすごーーーく時間を取られました(涙)。

  あとは、複数人同時に話している場合、字幕ならば通常は一番大事と思われる人のみのセリフだけを訳すのに対し、吹替は全員分訳すし、テレビ等の音声も全部訳す(聞こえなければ創作する)し…で、吹替って大変!!(2度目)反面、字幕ほど厳しい字数制限はないので、言葉の選択肢が多く、訳していて楽しい!とはいえ、そのせいで、「いや、でもこっちの方がいいかも?」などと悩んでしまうわけですが。経験を重ねればそういうことは減るのでしょうか。修行が必要です。

  字幕も相変わらず難しいし、勉強は一生続きそうです。emi

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