2015年4月1日水曜日

字幕と吹替の最近の傾向



こんにちは。桜が満開でウキウキします!emiです。

今回は字幕と吹替の最近の傾向についてお話ししたいと思います。
DVDで字幕と吹替の両方が楽しめるようになって以来、両者の訳をそろえよう、という動きが出てきました。コアなファンの方は両方見てくださいます。すると、字幕と吹替で訳が違うじゃないか!と思う方が出てくるわけです。字幕はご存じのとおり文字数制限がありますし、吹替はセリフの長さやブレス(息)、口の形にも合わせなければいけないので、どうしても両者の訳は違ってくるのですが、「違う=誤訳」というクレームを避けるために、極力合わせようというのです。字幕としてはこっちのほうがいい!と思っても、チェックバックの段階で「もう少し吹替寄りの訳で」と言われることもあります。(逆のパターンもあります)
正直、「あーあ」と思うこともあるわけですが、両者の訳を合わせるということは、つまり原音に忠実にするということで、私個人としては、それには賛成です。先日テレビで某大御所字幕翻訳家さんが「原音に忠実でなくても雰囲気を分かってもらってあとは映像を楽しんでもらうことが大切」とおっしゃっていました。「映像を楽しんでもらうことが大切」は本当にそのとおりで、それを最優先すべきだと思います。ただ、私は脚本家さんが練りに練った脚本をあっさり変えてしまうことには抵抗があります。字幕はどうしても情報が入らなくて要約したり、この部分は日本人には理解しにくいから元の意味は出さないようにと指示されることもありますが、こんなに面白いセリフなのに!とものすごく残念に思います。私にとっての理想は、原音に忠実かつ分かりやすい字幕&吹替です。吹替の場合は演出が入ることもありますが、それはディレクターさんのお仕事で、翻訳者はあくまで原文を再現するのが仕事だと思っています。この理想にたどり着くために、これからも精進します!emi

さて、話は変わって宣伝です。
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